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エチオピア イルガチェフの販売について

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 インターネットなどのニュースでご存知の方もいらっしゃると思いますが、現在エチオピア産の珈琲生豆は残留農薬の問題で輸入がストップしています。微量で健康上は問題ないようですが、通関できなくなっています。
 当店の取引先の生豆会社にもいち早く確認した時は、次の船便が届けばしばらく在庫は大丈夫ということでした。念のため出港前の生豆を自主検査したところ結果が思わしくなく、出港を見送ることになったそうです。これで年内に届く生豆がなくなりました。
 すでに在庫が少なくなり入手困難になっていましたが、取引会社の特別な計らいで在庫(きちんと通関したものです)を優先的にまわしてもらいました。それでも年内分が足りるかどうか微妙なところです。
 このエチオピア イルガチェフは他の豆で代用できないほど特徴的な香味を持っています。当店のブレンドにも欠かせない豆です。この豆がないと「花・恵・島・雪・土」が作れなくなります。
 そこでブレンドを優先させるためエチオピアのストレート豆の販売をしばらくお休みします。(深煎りエチオピアも)ファンの方には大変申し訳ありませんが、何卒よろしくお願いいたします。
 原因が解明されないままなので、年明けに確実に入手できるかどうかも分からない状況です。そのようになった場合の対応策は今から検討しておきます。
 イエメンとエチオピアの豆を一般的にはモカと呼んでいるのですが、大手企業も取り扱いをやめているので、しばらく日本にモカがなくなるとういうのも現実になりつつあります。
by mabotsubo | 2008-08-06 14:27

20年珈琲豆と向き合ってきた焙煎人が日々思う珈琲のこと。


by mabotsubo